キワタゲテングタケ
Amanita flavofloccosa Nagasawa & Hongo
記載: かさは直径75-90 mm,幼時は半球形,のち平らに開く.かさの表面は黄色みを帯びたクリーム色で,乾燥するか湿時はやや粘性があり,黄褐色の被膜および淡黄色または鮮黄色のいぼに完全に覆われる.いぼは老成すると黄土色になる.ひだは幼時淡黄色,のち鮮黄色または橙色を帯び,密.柄は100-150×6-10 mmで中空,基部はややふくらみ多少球根状,つぼを欠く.柄の上部に膜質,クリーム色のつばを備え,つばより上部は平滑で白みを帯びた黄色,つばより下部はクリーム色で,かさと同色の被膜やいぼに密に覆われる.肉は白色.子実体全体に多少不快臭がある.胞子紋は黄褐色.
胞子は7-8×7-9 lm,Q= 1.0-1.1, アミロイド,球形または類球形,薄壁で,平滑.担子器は30-39×9-10 lm (ステリグマを除く),棍棒状,四胞子性,基部にクランプを備える.かさの表皮細胞は管状,幅5-7 lm,多数がもつれ合う.ひだの縁細胞は観察されない.かさ表面のいぼは広楕円形または類円筒形で,幅10-32 lmの細胞からなる.柄の表面のいぼも同様の細胞からなり,幅9-33 lm.菌糸にはクランプを備える.
観察標本:三重県伊勢市伊勢神宮内宮,照葉樹林内の地上に群生,2003年8月20日,糟谷大河採集,FB-33488 (CBM).
三重県伊勢市の伊勢神宮内宮で(2003.8.20).照葉樹林の中に群生.
2005.12.30 T.Kasuya